突然襲い掛かる恐怖|ガン治療の現実と最先端医療
父のガンは、本当に突然やってきた。 痛みも居心地の悪さも感じないまま、ただ首がじわじわっと腫れてきた。
父と母の喜寿と古希のお祝いにと、紀州勝浦にあるホテル 中の島に招待をした。
あの時は、それほど腫れは感じ取れなかった。
二人の笑顔と別れてわずか1週間もしないうちに、父は、地元の病院から甲状腺がんの名医がいるといわれる、神戸の隈病院に紹介された。
しかし、隈病院では、父の病状は甲状腺ではないということで、神戸の市民病院を紹介いただいた。
先生は、父の症状を見るなり、急ぎの検査と処置が必要であると診断され、この時点で家族にはステージ4Bの宣告と、ある種の覚悟を諭された。 本当に、あの笑顔から1ヶ月もたっていない突然の出来事で、目の前が真っ暗とはこのことだったように思う。
あれから5ヶ月がたとうとしている。明日は父の手術の日だ。